自己肯定感が高ければ何かと生きやすくなりそうだなって、頭では分かっているんです。
だけど、実際、その確固たる自己肯定感を心に根付かせようと思ったら大変ですよねー。
そんな簡単に、一朝一夕にいくものではありません。
どうしても、上がったり、下がったりの波がでてきます。
そんな時は、自己肯定感が高い人の頭の中をのぞかせてもらって、参考にするのが一番手っ取り早いのかなーと思います。
自己肯定感が高い人は普段どんなことを考えているのか、はたまた、嫌なことは、どんな感じでスルーしているのか、これがわかれば結構参考になると思うんですよね。
ということで、今回は、自己肯定感が高くてお手本にしたいなぁー。と思った本をご紹介します。
どちらも、簡単にサクッと読めて、元気が出るのでオススメです。
俺か、俺以外か。ローランドという生き方
現代ホスト界の帝王ローランドさんの名言集です。
2019年に出版されたの本なのですが、現在23万部以上売れている大ベストセラーとなっています。
最初私は、ローランドさんのファンブック的なやつだと思っていたのですが、いわゆる”有名人のファンブック”を読む気持ちで読んでいくと驚くかもしれません。思った以上に深いです。
哲学・美・愛・仕事・人生のカテゴリーごとに名言がまとめてあり、それぞれの名言についての背景や意図についての解説があります。
自分の言葉を自ら解説するなんてダサいからやりたくないと言いつつ、それを求めている人のために、真面目にユーモアたっぷりに語ってくれるローランドさんの誠実さがひしひしと感じられます。
どんな人が読んでも、グッと心に刺さる言葉が1つはあるんじゃないかなーと思います。
言葉のセンスがキレッキレです。
『俺か、俺以外か。』という言葉も、初めて聞いた時は、ナルシスト的な選民思想な言葉かな?一周回ってギャグにしてる感じ?と思ったんですけど、その言葉の真の意味は私の予想とまるっきり違うものでした。
実は、『俺か、俺以外か。』は、自分に嘘をつかず、どんな時も自分を見失わない強さについての言葉なんですよ!これには思わずため息がでました。
名言集といえども、全体を通して押しつけがましさもなく、スマートで愛にあふれている一冊です。
自己肯定感が高くて、自分を大切にしている人は、周りの人にも愛を分けてあげられるんだろうなー。
メンタル強め美女白川さん
メンタル強め美女の白川さんが、嫌がらせやマウンティングなど職場でありがちな人間関係を華麗にかわしていく痛快コミックです。
こちらは漫画なので、さらにサラっと読みやすいです。
主人公の白川さんは、いわゆる『ぶりっ子』と呼ばれやすいタイプの女性。
なんですが、自分軸があって芯がものすごく強くて、そんじょそこらのぶりっ子女子とは全く別の生き物です。
白川さんの表面だけを見て、「ぶりっ子だ。」「男性にひいきされてる。」などなど周りの女子は思うわけですが、そんな外野の声には白川さんは動じません。
周りが自分に対してマウンティングしてきたとしても、自分が落とさせるわけじゃないのを知っているんです。
「ちやほやされて調子乗ってる」と言われれば、普通の人は、調子乗っているように見えてるのか?と心配になったり、調子になんか乗っていないと怒りの感情が出てくるもの。
しかし、白川さんは、「調子に乗っている」と言った人の深層心理まで感じ取って、自分と切り離して考えます。
他人に対して「調子に乗っている」と言えてしまうような人は、本人の心の奥底には、「私だって褒められたい。頑張っているのに誰も褒めてくれない」という思いが潜んでいるものです。
そこに気がついて、マウンティングの言葉は、マウンティングしてくる人自体の問題が言わせている言葉として、自分と切り離してスルーしていくのです。
ただこの、マウンティングしてしまった側の言葉もリアルなんですよね。自分が満たされずに心がギスギスしているときにフッとよぎってしまう不満の言葉たち。
こちらにも共感できてしまうので、いろんな見方ができて面白いなと思います。
最初は孤高の人だった白川さんですが、回が進むにつれて白川さんの内面の強さと優しさに惹かれた女子が一人また一人とやってきて、お友達が増えていく様子には、ほっこりさせられます。
ホント、かわいくて、強くて、優しいとか、白川さん最強!
仕事終わりに読んだら、明日からも頑張ろ!って元気がでてくる一冊です。
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