地曳いく子さんの、『服を買うなら、捨てなさい』を読み返しました。
2015年のベストセラーなのですが、定期的に読み返すことでワードローブの整理がはかどる良書です。
服がたくさんあるのに着る服がないと悩める30代以上の人には、むちゃくちゃおすすめです。
良い意味で表紙とギャップがある本
読む前は、この表紙が少しこわかったんですよね。
『服を買うなら、捨てなさい』ってタイトルとイラストの感じから、ファッション評論家的な人にあれもダメ、これもダメと怒られる本かな?と思ってたんです。
なんか、丁寧な暮らししか認めてもらえないんじゃないかと。
でも読んでみたら、最初のイメージとは真逆で全編にわたり痛快な文章!
『MORE』『Oggi』など有名ファッション誌でキャリア30年以上務めるベテランスタイリストの地曳さんが、
『私も昔は失敗してきたけど、今は少数先鋭のワードローブでファッションを楽しめてるわよ!』と熱いエールを送ってくれる本です。
どんな人にオススメ?
30代以上で自分のファッションに迷いが出てきた人
この本は、一通り好きな服を着てきたけれど年齢や生活スタイルの変化によって自分のスタイルが分からなくなった人におすすめです。
ワードローブに服がたくさんあるのに、着る服がないと感じている人には特におすすめ。
この本を読めば、どんな服を捨てればよいのか、逆にどんなものにお金をかければよいのかクリアになります。
捨てたくても捨てる勇気が出なかった服も、この本を読んだ後にはササっと処分できるようになるはずです。
服をたくさん持っている=おしゃれだと思っている人
これは私も当てはまっていたのでドキリとしました。
- 毎日、違う服を着なくては。
- 同じ服も違った印象に見せられるように着回しをしなくては。
- 持っていないデザイン・色にトライしてみなくては。
無意識にこのようなことを考えながら服を選んだり、買ったりしていませんか?
これらは、地曳さんに言わせると、
『バリエーションの呪い』にかけられている状態だそうです(笑)
バリエーションを増やすことがオシャレだと思い込んでする行動が、逆に”ダサい人”を作ることになる危険性を教えてくれます。
バリエーションを増やすのではなく、自分のスタイルをもつことが、少ない服でもオシャレに見える人になる鍵だそうです。
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